理事の平山です。

 

最近、出かけ先で遭遇した出来事で

少し引っかかったことがあったので、

そのことについて書きたいと思います。

 

それは駅での一幕でした。

 

3歳前後のお子さんのお母さん

ちょっとお疲れかなという表情。

 

駅をあちこち歩き回り、

公衆電話に興味津々で

電話を触ろうとするお子さん。

 

お母さんは少し離れたところから、

「汚いから触らないの！」

「もうバス行っちゃうよ！」

ととーっても怒っていました。

 

 

無視して遊ぶお子さんと

お母さんの疲れたお顔が

印象に残っています。

 

その光景をみながら私は、

「私ならこどもに何て声かけるかなー」

と考えながら、

 

「動くこどもと一緒だと大変だよね」

「お母さん疲れていそうだな」

「余裕がなかったら私も同じように口調きつくなってるかもなー」

なんて思ったりもしました。

 

別の人の反応は、

「あんな言い方しなくてもいいのにね」

「公共の場で怒鳴るなんて恥ずかしくないのかな」

と、また違う反応もありました。

 

色々とらえ方はありますが

「怒りの背景には何かあるんだろうな」

と想像できます。

 

私はそんなお母さんの怒りの背景と、

ふだんのお子さんとの関わり方が

とっても気になってしまいました。

 

一人で溜め込んでないかなー

スケジュールきつきつなのかなー

お母さんリフレッシュできてるかなー

お子さんはどう感じてるかなー

 

その場の怒りは氷山の一角なので、

その裏側にある普段の苦労やストレスなどはそのときには見えません。

 

私も日々感じていますが、

特にこどもとのやりとりでは、

母の心身の余裕が、感情や言動に反映されやすいです。

 

例えば今回のような場面でも

お母さんの余裕があれば、

また違った言動だったかもしれません。

 

イライラしてしまったとき

怒ってしまったときは

そのとき何か引き金があっただけで、

それまでにずっとどこかに無理が生じていたりします。

 

そこにしっかり向き合うことが大切だなと、

私も人ごとではなく色々考えさせられた出来事であると当時に、

そういう小さなストレスを一緒に解消していける

セラピストでありたいなと改めて思いました。

 

 

理事　平山